高齢者の生活を考える
薬局で80代の夫婦を見ると、「自宅での食事の支度・掃除・洗濯はどうしているのだろう」と気になる。
昨年のことだが、「もう食事を作る気力もなくなって・・・」と相談を受けた。その後、介護認定を受けて、ヘルパーの利用をしていたが、先月、「札幌の高齢者住宅に入ることにしました。」と挨拶をされて帰った。何年ものつきあいだったので、新しい環境で、元気に暮らしているだろうかと心配になる。
定期的に訪問して、お薬カレンダーにセットしている方がいるが、ひとり暮らし、あるいは高齢者のふたり暮らしは、難しい状況で、ケアマネージャーは施設をさがしている。ご本人達はずっと自分の家で暮らしたいと思っているようだが、多くの物を捨てて、施設に入るのはいやだと思う気持ちはわかる。
遠くに住んでいた親を呼んで一緒に住むことにした方もいる。遠距離介護という言葉もあるが、親の生活をどのように援助していくか、私も考えなければいけない時期を迎えている。(Y.Y)
[ 更新:2013-06-14 09:09:24 ]